コラム
お役立ち情報
Column
監査で指摘が出やすいのは、支出のルールと現金・預金管理の弱さです。
逆に言えば、ここを整えるだけで、組合運営の安心感が大きく変わります。
チェックの基本はとてもシンプルです。
この3点セットで裏付けられるようにしておくと、監査対応も日々の運営もスムーズになります。
労働組合では、役員や担当者が現場に出る機会が多いので、
旅費や会議費がどうしても増えやすくなります。
このあたりを整えておくと、「誰が見ても納得できる支出」になります。
争議資金、政治活動、福利厚生、共済、イベント費…
労働組合ならではの支出は、目的と承認がとても大切です。
を説明できる状態を作っておくと、組合員にも監査人にも安心してもらえます。
現金・預金管理のチェックポイントは次の通りです。
特に大事なのは、
“一人で完結できない”仕組み(牽制)があるかどうかです。
体制が整うだけで、不正や疑念が起きにくくなります。
ここが整理されると、B/Sが一気に読みやすくなり、監査でも指摘が減りやすくなります。
第4回は、支出と資産管理の急所を整理しました。
次回はいよいよ最終回、税務の論点と監査を“毎年回る仕組み”にする方法をまとめます。
「旅費や交際費のルール、うちも作った方がいいかな」
「現金管理が担当者任せかもしれない…」
そんな気づきがあれば、早めに整えるほど効果が大きいところです。
当事務所では、支出規程や現金・預金管理の状態を確認し、
“無理のない範囲で、まず何を整えればいいか”を一緒に考える初回無料相談を行っています。
どうぞ気軽にご連絡ください。
次回予告:第5回「税務・監査受入れ・総まとめ|外部監査を“毎年回る仕組み”へ」