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労働組合監査

2022.1.14

相談事例(労働組合)

相談

業務提携をしていただいております法律事務所の弁護士の先生から相談がありました。

「法務顧問をしている労働組合の執行委員長が長年にわたって組合費を使い込んでいるようなので、会計監査をしてほしい」とのことでした。

依頼を受けて、すぐに労働組合を訪問し担当者(当事者は自宅待機となっておりましたので、事情を知っている別の担当者)に話を伺いました。

労働組合の担当者に話を伺ってみると、執行委員長が会計も兼任しており、一人で何でもできる状態になっていたということでした。長年そのような体制になっていたため発覚するまでに時間がかかり、毎年の被害額は数百万円でそれが複数年にわたって発生した結果多額になっておりました。

先日のコラムでも記載しましたように内部統制の整備をしておけば防げた横領になります。

この労働組合は、会計の専門家である公認会計士による外部監査をしてもらい再発を防ぐということで組合員に対し説明責任を果たしました。現在も会計監査を継続して毎年実施させていただいており、定期大会にて決算書に公認会計士の監査証明を添付して会計に問題がないことを組合員に毎年報告をしております。

さまざまな業種の労働組合の会計監査の実績がありますので、会計処理で不安なこと、わからないことがありましたら安心してご相談ください。

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